しろいるか&恐竜の創作ほりっく

ものづくりのとりこである筆者が、しろいるかや恐竜になりすまして創作活動に勤しむブログです。小説、4コマ漫画、ぬいぐるみ制作ほか、なんでも挑戦します。

050:初めて34ページの読み切り漫画を描いた話

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久しぶりに文字のブログです

 先の記事で、人生初の読み切り漫画をUPしてみました。

 お読みいただいた方、嬉しいコメントをいただいた方、どうもありがとうございました。心のこもった、愛情たっぷりの長いコメント、短いけれども胸に刺さるような嬉しいコメント。胸に沁みました。それはもう、最高に嬉しかったのです。

 

 が……

 なんか、いつもよりめちゃくちゃアクセスが少ない!

 つまらないからか?笑

 やっぱり、みんな4コマの方が好きなのか?笑

 

 いつもの4コマの方がよっぽどリアクションいただけてたな~という……。

 

りゃんさんのコメントで

なぜかいつものように更新が届かず…!

 というのがあったので、もしかして、更新の仕方がおかしくて、読者のみなさんに通知が行ってないのか……? という(希望的観測にまみれた)疑いも持ちつつ。120コマ以上は描いてるので、単純計算、4コマ30本くらいの労力がかかっている本作品だったのですが、反響の数はいまいち! のようです。笑 反響の質は最高でした!!

 まだ見てないよ~っという方は、チラッと読んでいただけると嬉しいです。(以下、振り返りでネタバレ的な記載もするので、そのへんもご注意を。素人の作品のくせに、ネタバレなんて大げさだけれども。)

作品の振り返り

 漫画を描くにあたって、強く思ったことについて、振り返りをしようと思います。備忘録兼、「自分では漫画とか描いたことないけど趣味でいつか描いてみようかな」って人向けの感じになると思います。もともとは創作論的なブログなので、 調子にのった? ような内容に思えたらごめんなさい。ご容赦ください。

 私のような経験ほぼゼロからの意見は、むしろ、参考になるかなと思います。プロの意見よりは、よっぽど身近な話になるでしょうし……。

 

 まず、スタートから完成までの全体の流れはこんな感じ。

 

  ① 話の筋を考える

  ② セリフだけを粗々固める

  ③ コマ割りをしつつ、雑にセリフと絵を下書きしていく

  ④ セリフと言葉だけを清書していく

  ⑤ 絵を描く

  ⑥ 色をつけていく

  ⑦ 微調整、完成

 

 いくつか学びがありましたが、特筆すべきは、①、⑥です。

 

 まず、①については、4コマのときと同じくなのですが、最も描きたいシーンを考えるということ。基本は、読み切りでも4コマでも長編でも、ゴールがあって、そこにいかにたどり着くかの逆算、で描くのだと私は思っています。

 今回でいうと、最も描きたかったシーンは、『途方に暮れているいるかちゃんにスッと影がさす → 恐竜くんの「見~つけた」』が、それに当たります。

 

 いい子だけど頼りないいるかちゃんと、優しくて大人な恐竜くんの関係性をよく表したシーンだと思います。

 

 まず、それを描きたいな! ということが決まる。じゃあ、どういう経緯でそうなるのかな~? とぼーっと考える。話の流れを、ラストからさかのぼって、作っていく感じですね。

 

 途方にくれるのはなぜ? → 帰れないから → なんで帰れない? → お金がなくて帰れない → なんでそうなる? → 人助けしてお金遣っちゃった、なら、いるかちゃんらしいな(キャラを表すエピソードとしてはいいな) → 誰にどうお金を遣う? → 定石は迷子でしょ → …… みたいな感じです。

 

 ちなみに、最初は1000円札という設定ではなくて、1000円がチャージされた交通系ICカード(SUICAとかPASMOとか)がジーパンから出てくる、というお話でした(実体験として、よくやってしまうので)。でも、しばらく話を考えるうちに、「1000円の方がいろいろ楽だな」と思い直して、今の形になりました。

 私は、大好きな作品の「鋼の錬金術師」を、一時期、深く研究していたことがあります。あの漫画の壮大なオチを研究すればするほど、どう考えても、

「荒川弘さんは、ラストシーンがうまく成立することに心血を注ぎ、ストーリーを構築しているな!」という確信が深まりました。そのことに気づいて以来、私はストーリーをオチの方から考えるようにしています。(4コマの場合は、まずテーマを決めることが先ですけどね)

 

⑥色をつけていく で感じたのは2点。

 まず、デジタルの時代で、スマホで漫画を読むのが当たり前なので、モノクロ作品よりはカラー作品の方を目指すべきだな、ということ。(モノクロもカラーも、作業時間としては正直大差ない。私のような簡単な絵柄だから、という前提もありますけどね。)

 

 もうひとつは、作品への愛(執着)が高まるにつれて、コスパは下がっていくなあ、ということ。

 本当は、素人漫画家として人気になりたいんだったら、ハイスピードで作れて、かつ、そこそこのクオリティのものを、とにかく多産で作り続けるのが一番いいような気がします。

 なぜかというと、漫画の楽しみ方は、結局「先が知りたい」「ストーリーを貪りたい」ということだと思うから(私がそうだから)。

 極論、④の段階で止めた、見るに堪えない絵で構成された漫画であっても、ストーリーとセリフがちゃんとしていれば、それで楽しめる人は楽しめると思うんです。それほどに、ストーリー(未知)への興味・渇望は強い。

 それに、絵をひとつひとつ丁寧に読んでくれる読者というのは実際は少なくて、流し読みが基本中の基本である、という現状もありますよね。現代人はみんな忙しいですから、それは至極当然のことですし、枝葉まで見てもらおうとするのは無理があります。

 

 以上から、「いかに短期間で、ウケるものを作れるか」を突き詰めると、

 ・質のために多大な時間を遣うことはできるだけ避け

 ・面白くて分かりやすいお話

を、たくさん作ってどんどん出していく、ということが有効なのだと思っています。

 

 ただ、ここで困りものなのが「作品への愛着」というものです。色をつけているくらいの段階になると、物語への愛情が高まっちゃって高まっちゃって、採算度外視的になってくるんですよね。ああ、ここの線がああだとか、ここの表情がどうだとか、およそ作者以外は気にしないだろうなというところに、多大な時間をかけるようになってしまう。コスパ的にあんまりよろしくないと分かっていつつ、愛情かけて、手間暇かけて、描いてしまうものなんですよねえ。まあ、それが楽しくてやっている部分もあるのですが。これが、私の非情になりきれないところです。

 まあ、私のようなレベルであれば、そもそも絵の上達が急務なので、走り書きにせずに納得いくまで描くことがむしろ大事なのかもしれないですけどね。(その絵で手間暇かけたのか? というツッコミが聞こえてきます)

 

 さてさて、思いつくままの、かなりの雑記になってしまいましたが、久しぶりに文字をたくさん書けて楽しかったです(小学生かな?)。最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。漫画、ぜひ読んでくださいね。