しろいるか&恐竜の創作ほりっく

ものづくりのとりこである筆者が、しろいるかや恐竜になりすまして創作活動に勤しむブログです。小説、4コマ漫画、ぬいぐるみ制作ほか、なんでも挑戦します。

029:しろいるか4コマ漫画15 ~月~

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創作のための雑学4コマ漫画

 今日のテーマは「月」です! 前回の「卵」→「月見」の連想です。4コマは「狼男」が題材です。 ではどうぞ。

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~翌日~

 シロイルカ「できなかった」

 恐竜   「ん、なにが?」

 

 3コマ目をカットして、これを4コマ目に持ってきてもいいですね(真面目か)。

月の研究

 それでは、創作のための雑学研究です。「月」について思うことや、調べて知ったことをつらつらと書いていきます。今回から、ネタバレについてアナウンスすることにしました。以下、未見でネタバレ困るよ、という方はご注意。

【ネタバレ注意!】おおかみこどもの雨と雪

  • 月。地球を回っている大きな衛星。地球から見て、太陽に次いで明るい。人類が到達したことのある唯一の地球外天体。古くは、太陽に対して「太陰」とも読んだ。たいいんってなんだよ! と一瞬思うが、「太陰暦」っていう言葉あるよねと思い直す。

  • 「月の満ち欠け」をもとに作った暦を「太陰暦」という。地球から月を見ると月の明るい部分の形は毎日変化し、「約29.5日周期」で同じ形となっており、この変化の周期をもとに暦を決めたもの。
  • ついでに、「太陽暦」は、地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)をベースに作った暦。太陽年の周期は、「約365.25日」であり、1年を365日とすると4年で約1日(0.25✕4だから)のズレが生じる。このズレを補正するために、うるう日が設けられる。(おお、人に説明できるようになった。嬉しい。)
  • 実際の月の視直径は、腕を伸ばして持つ五円玉の穴の大きさとほぼ同じ(ゴムゴムの実の能力者でない限り)。

  • 月がどうしてできたのか、には諸説ある。いくつかの学説を見る限り、「微惑星⇔地球の小さな衝突が、20回くらい繰り返されて、砕けた破片が重力によって衛星軌道上で合体 → 月になった」という、複数衝突説が有力か。「月は2つあった」とする学説もあるそうな。
  • ゆるゆる系4コマ漫画の最高峰(だと個人的に思っている)くらっぺ先生の「はぐちさん」では、「月=はぐちさんのおじいさん」。月がぶっ壊れて、変身能力のある「はぐちさんのおじいさん」がしょうがなく月に変身した、みたいな話だった気がする。
  • 月に関連するファンタジー作品は多い。「美少女戦士セーラームーン」や「ガンダム」などの日本を代表する作品も。SF系/スペースオペラ系だと、身近な天体として描きやすいのは間違いない。月に住む人々⇔地球に住む人々の対立構造とか。
  • 「狼男」を題材にした「おおかみこどもの雨と雪」という作品も。個人的には小説版が面白くて何回も読んだ。(どちらかというと悪い意味の批評ではあるが)ズイショさんという有名ブロガーの批評がめちゃくちゃ面白かった。私の解釈にはなってしまうが、「物語のお作法として、唐突に盛り込んでいい『魔法』的なものはひとつまで、がルールじゃない? ふたつ以上盛り込んでもいいんだけど、ご都合主義っぽくなるかもよ」という視点が、最高にズイショさんだなという感じです。

  • どういうことかというと、「現代を舞台にするんだけど、唐突に狼男がいます」「しかも、唐突に、あんまり意味なく死にます」の時点で、言ってみれば「普通ならありえない魔法」を2回消費しちゃっているわけで、そこに作者の都合(物語を作る上での都合)が見え隠れしてしまう、ということ。かつ、物語のテーマとの相性もどうなの、という論点もあります。以下引用。良い悪いはさておいて、このくらいの粒度で自分の好き嫌いを語れる人間になりたいです。

もちろん、物語の都合上二つ以上の唐突をぶっ込むことそれ自体はそこまで禁忌ではないですよ。ただ、登場人物が選択を繰り返して答えを探す物語、そしてそういう登場人物の葛藤に寄り添うことで観る人に何かしら思わせる物語とは食い合わせが異常に悪いよな、てだけで。だって、こいつ話のために普通の男女だったら幸せになれるところ片方をおおかみおとこにするし、更に話を面白くするためにはおおかみおとこを意味もなく殺すんでしょ? じゃあその後、本の知識だけじゃ野菜がうまく育たないのもそいつがそうしたかったからだし、気心知れる転校生がやって来るのもそいつの都合でしょ、学校に馴染めなくて森に入り浸るのも本人がそういう性格だったからっていうよりもそういう風に動いてくれないと困るっていう向こうの都合じゃないですか。なーんか全部そういう風に見えてくるんで、別にそういう物語の組み立て方が嫌いというわけでもなくて、そうやって登場人物を使役するんだったら「さぁ、これを観てどう思うかは委ねます」みたいな「人それぞれだよね」みたいな「色々あるよね」みたいな着地はずるいだろと思うんすよね。

  • 「月には魔力がある」というのは、各地の伝承によく見られる俗説。現代でも、明確な根拠を示さず、月齢が、人間の生理的/精神的な事象(出産、自殺、殺人、交通事故の起こりやすさ等)に影響を及ぼしているのでは、と語られる。
  • 西洋では月が人間を狂気に引き込むと考えられ、満月の日に人狼は人から狼に変身し、魔女たちは黒ミサを開くと考えられていた。「lunatic(ルナティック) 」は気が狂っているを意味する。ゲームの難易度なんかでたまに「ルナティック」を見るけど、これは「気が狂ってるレベルに難しい」という意味だったんだな。
  • 古代ギリシアの人々は、月を観察して、地球は球体であると推定した。月食が起きるのは満月の時であること、また月食時に月の表面に丸い影が徐々に現れることを観察して、それらのことからその影というのは自分たちの住む地の影であると考えたとのこと。アリストテレスの時代(紀元前350年くらい)には、その知識はギリシアに広く知られていたという。まじか。すごすぎるだろ。俺はこんなんでいいのかと思ってしまう。
  • 月の質量(=ぎっしり感)は地球の1/81。大きさは、ヨーロッパが丸ごと入るくらい。ストーリーで、地球と月が衝突する! というのを考えたことがあるけど、質量が違いすぎて月がわたぼこりみたいに砕けるだけになるのかな? それとも、地球を破壊するのには十分なくらいのダメージを与えられるのかな。物理分かるひとに聞いてみようっと。

  • 最後にほっこりエピソードを。こないだ、夜、近所のおじいちゃんが突然、家を訪ねてきた。曰く、「月がすごくきれいだから、一緒に見ようと思って」だそうだ。並んで、しばらく喋りながら月を眺めた。こんなに嬉しい訪問ある?

 以上です。賢くなりました。今日もみなさま、お疲れ様でした。

 

◎こっちもどうぞ◎

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